計算方法と根拠
基本手当日額の求め方
賃金日額(離職前 6 か月の賃金の合計 ÷ 180)に、賃金の高さに応じた給付率(おおよそ 50〜80%)をかけた額が基本手当日額です(厚生労働省)。賃金が低いほど給付率が高くなります。基本手当日額に所定給付日数をかけたものが、受け取れる基本手当の総額の上限です。
上限額と下限額
賃金日額には上限と下限があり、令和 8 年 8 月 1 日からは下限が 3,203 円、上限が離職時 29 歳以下で 14,900 円、30〜44 歳で 16,540 円、45〜59 歳で 18,220 円です。基本手当日額の上限は、それぞれ 7,450 円、8,270 円、9,110 円です。毎年 8 月 1 日に見直されます。
所定給付日数
基本手当を受けられる日数は、離職の理由・年齢・雇用保険に加入していた期間によって、90 日から 360 日の範囲で決まります。ここでは日数を選んで計算します。自分の日数は、離職票やハローワークで確認してください。
使っている式
| 名前 | やっていること | 式 |
|---|---|---|
| 賃金日額(上下限の前) | 離職前 6 か月の賃金の合計を 180 で割った額です。 | wRaw = wage6 / 180 |
| 年齢区分の賃金日額の上限 | 離職時の年齢で決まる賃金日額の上限です。 | wTop = if(age == 1, wMaxY, if(age == 2, wMaxM, wMaxO)) |
| 賃金日額(上下限の後) | 下限と上限の範囲に収めた賃金日額です。 | w = min(wTop, max(wMin, wRaw)) |
| 基本手当日額 | 賃金日額が低いほど給付率が高くなる計算式です。5,480 円までは 80%、13,490 円までは 80% から段階的に下がり、それを超えると 50% です。 | y = if(w <= tA, rHigh / 100 * w, if(w <= tB, rHigh / 100 * w - k / 100 * (w - tA) / (tB - tA) * w, rLow / 100 * w)) |
| 基本手当日額(目安)(結果) | 1 日あたりの基本手当の額です。円未満は切り捨てです。 | floor(round(y, 4), 0) |
| 基本手当の総額(目安)(結果) | 基本手当日額に所定給付日数をかけた額です。 | floor(round(y, 4), 0) * days |
| 賃金日額(結果) | 離職前 6 か月の賃金の合計 ÷ 180 を、上限・下限の範囲に収めた額です。 | w |
| 賃金日額に対する給付率(結果) | 基本手当日額を賃金日額で割った割合です。 | floor(round(y, 4), 0) / w * 100 |
| 28 日分の目安(結果) | 基本手当日額の 28 日分で、認定日ごとにまとめて支給される額の目安です。 | floor(round(y, 4), 0) * 28 |
式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。
設定値(定数)と出典
入力できる範囲
| 項目 | 範囲 | 初期値 |
|---|---|---|
| 離職前 6 か月の賃金の合計(賞与を除く) | 0〜20,000,000円 | 1,800,000円 |
| 離職したときの年齢 | 29 歳以下 / 30 歳〜44 歳 / 45 歳〜59 歳 | 30 歳〜44 歳 |
| 所定給付日数 | 90 日 / 120 日 / 150 日 / 180 日 / 210 日 / 240 日 / 270 日 / 300 日 / 330 日 / 360 日 | 90 日 |
結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。
ご利用にあたって
- 離職時の年齢が 59 歳以下の場合の目安です。60 歳以上 65 歳未満の離職は、計算式が異なるため対象外です。
- 受給するには、雇用保険の加入期間などの要件と、ハローワークでの求職の申し込み・失業の認定が必要です。待期期間や給付制限があるときは、受け取れる時期が遅れます。
- 賃金日額の算定には、賃金の支払い状況による細かい取り扱いがあります。実際の額は、ハローワークが決定します。
- 法的な判断や手続きの代わりにはなりません。具体的な事案は、お近くのハローワークにご確認ください。